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徒然日記 Vol 21

終末を見据えて

どんなに忙しくても、就寝前には必ず本を読んでから眠るようにしている。本はもっぱら古本を購入。先日、久しぶりに本屋に立ち寄って、ふと手に取った文庫本の「八年後に小惑星が衝突し地球は滅亡する・・・・」のト書きに惹かれて伊坂幸太郎さんの「終末のルーフ」を買った。物語は、八年後に小惑星が衝突するという報道の後の人々の暴動や殺人や自殺などのパニックを経て、惑星衝突まで三年前の、平静を取り戻した仙台の団地に暮らす人々の姿が描かれている■惑星衝突を前に右往左往する人々。生きる目的を無くして死に急ぐ人々。惑星衝突とは関係なく、いずれ訪れる死を見つめて何事も無いかのように淡々と生きる人々。様々な生と死が描かれていた。アメリカ映画でブルース・ウィルス主演の「アルマゲドン」では、衝突間近の小惑星に主演のブルース・ウィルスが降り立ち核弾頭を埋め込み、死を賭して人類滅亡の危機から救うことができた■しかし、「週末のルーフ」にはそんなヒーローは登場しないし、結末は最後まで描かれていない。ただ、仙台の団地で暮らす、家族や子どもや女性などの日常が描かれているだけだ。実際、自分の余命があと何年と告げられたときには、私はどんな反応をするのだろうか?冷静に受け止めて、残りの人生を家族と共に有意義に過ごす事ができるのだろうか?きっと最後までじたばたと見苦しく生き恥をさらしつつ死を迎えるのかもしれない■誰にしも訪れる死。当たり前のことだが生はいつも死と隣り合わせなのだ。与えられた命はいつ尽きるのか分からないのだから、終末を見据えて一日一日を精一杯生きなければ。「終末のルーフ」を読んで、生きている事のありがたさを再認識することができた。伊坂さんに感謝。

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