徒然日記 Vol 20
夢見るデリガール!?
私の車はトヨタのデリボーイ。スペース効率が悪い、ドア枚数が少ない、助手席が質素過ぎた等が原因で、あまり売れずに1995年に生産中止となった車だ。出会いは10年以上も前。近所の花屋さんに置いてあった紺色のデリボーイを見て一目で気に入った。顔が丸くて背が高く、左側はスライドドアで後ろの扉が観音開きになっているワンボックスの商用車だ。デザインが素敵で可愛くて、でも頼もしい印象。いつの日か手に入れたいと思っていた。そして、4年前の春に知り合いの中古屋さんに探してもらって、緑と白のツートン、走行距離は6万キロチョイの今のデリボーイに出会った■エンジンは1500CCで少し力が弱いのが気になるが、室内は広くて実に使い勝手が良い。購入後すぐに運転席のシートは乗せ変え、天井を張替え、運転席の後ろは絨毯を貼り付けた合板を床にしてタイヤハウスの出っ張りを解消。大人三人が寝転んでも余裕の広さ。三年前の北海道をめざした51日間一万キロの旅の後も、私の木工の材料を運んだり、寝泊りしたりと大活躍だ。この車を初めて目にする人たちの印象はどうやら二つに分かれるようだ。「ヨーロッパの車ですか?」と聞く人や「たこ焼き屋でも始めるんですか?」と聞く人。他人の評価はともかく、今の私のライフスタイルにビシッとはまった車だ■あと一割り増しぐらいの価格で、もう少し車内装備のグレードを上げて売り出せば売れただろうに、トヨタさん!なんで製造中止なんでしょうね。確かに商用車ということもあり、座席はフラットな作りで座り心地が悪くて長旅には疲れる。しかし、安い上に荷物の積載という商用車としての活用だけでなく、遊び車としても使えるそのデザインと機能の汎用性は他の車にはないものだと思う。私の車は走行距離10万キロを4月に達成。中古情報を見ても、今でも走行距離20万キロ近くのデリボーイが市場に出回っているから、私の車は未だ新車同然!■どこそこぶつけてボコボコにはなってはいるが、ずっと乗り続けたいと思っている。誰かトヨタのお偉いさんを知っている人がいたらば伝えてほしい。「デリボーイよりも少し大柄の4WDで、シートをもう少し上等にした車を作ってほしい。名前はデリガールにして」と・・・。いつの日か夢見るデリガールが発売になったらば、デリボーイを留守番にして、私は二度目の北海道の旅に、デリガールと共に旅立つのだ。
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