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2010年6月

徒然日記 Vol 20

夢見るデリガール!?

私の車はトヨタのデリボーイ。スペース効率が悪い、ドア枚数が少ない、助手席が質素過ぎた等が原因で、あまり売れずに1995年に生産中止となった車だ。出会いは10年以上も前。近所の花屋さんに置いてあった紺色のデリボーイを見て一目で気に入った。顔が丸くて背が高く、左側はスライドドアで後ろの扉が観音開きになっているワンボックスの商用車だ。デザインが素敵で可愛くて、でも頼もしい印象。いつの日か手に入れたいと思っていた。そして、4年前の春に知り合いの中古屋さんに探してもらって、緑と白のツートン、走行距離は6万キロチョイの今のデリボーイに出会った■エンジンは1500CCで少し力が弱いのが気になるが、室内は広くて実に使い勝手が良い。購入後すぐに運転席のシートは乗せ変え、天井を張替え、運転席の後ろは絨毯を貼り付けた合板を床にしてタイヤハウスの出っ張りを解消。大人三人が寝転んでも余裕の広さ。三年前の北海道をめざした51日間一万キロの旅の後も、私の木工の材料を運んだり、寝泊りしたりと大活躍だ。この車を初めて目にする人たちの印象はどうやら二つに分かれるようだ。「ヨーロッパの車ですか?」と聞く人や「たこ焼き屋でも始めるんですか?」と聞く人。他人の評価はともかく、今の私のライフスタイルにビシッとはまった車だ■あと一割り増しぐらいの価格で、もう少し車内装備のグレードを上げて売り出せば売れただろうに、トヨタさん!なんで製造中止なんでしょうね。確かに商用車ということもあり、座席はフラットな作りで座り心地が悪くて長旅には疲れる。しかし、安い上に荷物の積載という商用車としての活用だけでなく、遊び車としても使えるそのデザインと機能の汎用性は他の車にはないものだと思う。私の車は走行距離10万キロを4月に達成。中古情報を見ても、今でも走行距離20万キロ近くのデリボーイが市場に出回っているから、私の車は未だ新車同然!■どこそこぶつけてボコボコにはなってはいるが、ずっと乗り続けたいと思っている。誰かトヨタのお偉いさんを知っている人がいたらば伝えてほしい。「デリボーイよりも少し大柄の4WDで、シートをもう少し上等にした車を作ってほしい。名前はデリガールにして」と・・・。いつの日か夢見るデリガールが発売になったらば、デリボーイを留守番にして、私は二度目の北海道の旅に、デリガールと共に旅立つのだ。

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徒然日記 Vol 19

  素敵な作品たち

 高森の工房では毎週クラフト体験として、パズルやコマや木っ端クラフト(廃材や木の枝などを使って作る)などいくつかのメニューを提供している。価格は300円から1,000円程度で、お客さんの注文に応じて加工も手伝う。これまでに小学生の子どもから大人まで10数名の利用があり、僕には作れそうもない素敵な作品がたくさんできた。今回はその作品の一部をご紹介。 Photo_8Photo_10  PhotoPhoto_15

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徒然日記 Vol 18

悔いなく生きる

 四月に高森に工房を開いてからというもの、土日はともかく平日も行ける時は工房に行くようにした。ということで五月の月の三分の一以上は車の中で寝泊りした。気が付くとテレビをほとんど見ないようになっていた。そんなある日、ポカリと何も用事の無い日の朝に、鏡に映る自分の顔に久しぶりに対面した。テレビもだが、ゆっくりと自分の顔を見る時間も無かったのだ。そして、鏡に映る自分の顔を見て、我ながら「年取ったな」と思った。あと三年で60歳だから仕方の無い事。自宅では二人の孫にとっては爺さんだから、学童で爺さんと言われても「そうだよ。爺さんタイ。僕たちもいつかは爺さん婆さんになるとバイ」と開き直っている■しかし、内心はまだまだ若いつもりでいる。先日は、学童の外遊びで二年生の女の子三人がリレー競争をしようと言うので、仕方なく走った。200メートルの距離を私は一人で、子ども達は三人で・・・。二人目までは大きくリードしたが、三人目で息が切れた。ちょうど近くにいた男子にタッチして途中でリタイヤ。結果はゴール寸前で男子が追い抜かれて負け。女の子たちに「先生おそっ」と言われてしまった。走り続けていたらば、きっと勝てただろうが、今頃は墓の中だ■自分が子どもの頃を思うと、60歳ともなれば立派な爺さんであり、子ども心にも老人の禿げ上がった頭や顔のシミや節くれだった手などを見ては、歳は取りたくないと思ったものだ。ところが、すっかりその爺さんに自分もなってしまったのだ■私の父は34歳の若さで亡くなった。若い頃は「親父の歳まで生きられればいい」と思っていたが、いざ34歳を迎えた時には「せめて60歳ぐらいまでは・・・・」と思った。60歳になるその時には、あと何年、生きたいと思うのだろうか?「いつ死んでもいい」と思えるほどになるまでにはあと何年必要なんだろう?近頃はぼんやりする事もなくひたすら動き回っているのは、忙しいからだろうか?それとも、悔いなく生きたいと思っているから・・・だろうか?

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