« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010年1月

学童の日々 Vol 30

私はくさい!?

 ある日、テーブルを挟んで何人かの子と遊んでいる時に、隣に座った一年生のMさんが「先生くさい。頭洗ったと?」と言う。「洗ったよ」と答える。Mさんは「タバコ吸いよるど?くさかよ」と言う。これまでにも他の子から何回か冗談のように「くさい」と言われて、そのたびに鼻をクンクンして「あ~ミルクくさい、子どもくさい」などと反論してきた。しかし、その日は、真顔で「くさい」と言われてショックだった■自分の幼い頃を振り返ったときに、確かに大人の臭い匂いを感じたことも何回かはあったなと思う。しかし、「くさい」とはさすがに言わなかった。それが大人の匂いだと思っていたから・・・・。私はあと数年で60歳。臭いのはタバコや焼酎のせいか?それとも加齢臭か?■その夜は、焼酎も控えめにして、お風呂で体の隅々を丹念に洗い、翌朝は歯磨きをいつもの倍の時間をかけて、タバコも控えめに、そして口臭消しに錠剤を飲んだりして学童に行った。たかだか7・8年しか生きていない女の子の言葉で、うろたえて努力する私なのだ■その努力もたった一日で終わってはしまったが、もうすぐタバコも値上がりすることだし、真剣に禁煙しようかと思う今日この頃だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

学童の日々 Vol 29

男心をもてあそんで・・・?!

 ある日二年生の女の子二人が学校から帰ってくるなり私に「Y君はNちゃんが一番好きだけど、Nちゃんは好きじゃないってさ」と話す。その場は「ふーん。そうなんだ」で終わったが、その日の夕方にちょっとした事件があった■外遊びの後、いつも元気なY君が畳の部屋で一人泣き出しそうな顔で座り込んでいた。「どうした?誰かと喧嘩でもしたと?」と聞くと、「外遊びのときにNちゃんたち三人が『一緒にボールで遊ぼう』って言うから外でずっと待っていたら『ウソ遊ばん』って言われた」と泣きながら訴えた。私は、すぐ近くでオハジキをして遊んでいた三人を呼んで話をした■どうやら始めは一緒に遊ぶつもりだったが、Nちゃんが言い出しっぺで意地悪をしようということになったらしい。Y君はその後、頭に来て、三人に本を投げつけたこともわかった。女の子二人は意地悪した事をすぐに謝り。Y君も本を投げた事を謝った。しかし、Nちゃんは泣き出して謝ることができない■そのまま、ほったらかしにしようかとも思ったが、私は二人の間に入って「いつまでも泣いていても仕方がないじゃない。悪かったと思うのならちゃんと謝りなさい」と言った。Nちゃんは泣きながら小さな声で「ごめんね」と、Y君は「うんいいよ。僕もごめんね」と言ってやっと仲直りができた。大人の感覚で言えば、『男心をもてあそんで、なんてことを・・・』などとも思うのだが、10歳にも満たない子ども達の世界での小さなイタズラだったのだ。いつのまにか、Y君と女の子達が一緒に、何も無かったかのようにオハジキをする姿を見て、そう思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

学童の日々 Vol 28

あけおめ・ことよろ

 こども達は、1月8日の金曜日が始業式だが、学童は4日から始まった。4日は学童に在籍する96名の内、16名の子ども達が朝からやって来た。私の勤務は午後から。玄関の扉を開けてみんなに大きな声で「あけましておめでとう」と言うと、三年生のY君だけが「あけおめ。ことよろ~」と笑顔で答えてくれた。ちなみに8日の始業式の日までに、きちんと自分から新年の挨拶が出来た子どもは二年生の女子のRさんと三年生の男子のK君の二名だけだった■4日の天気は下り坂だったものの、日中は陽が照って暖かかった。一時間近くの外遊びでは、サッカーやブランコや鉄棒やフリスビーなどで気の合う子供同士で遊んだ。子ども達が少ない分、時間は静かにゆっくりと過ぎていく。しかし、おやつの後、室内でブロック遊びをしていた二年生の男子達三人で、ブロックで叩いたり投げ合ったりの喧嘩が始まった■ふざけあっていて二人の子がK君を叩いて、K君がキレて手にしていたブロックを投げて、また二人が投げ返して・・・。正月早々の激しい喧嘩。いつものように三人を外に連れ出して、三人だけで話をさせた。しばらくして、神妙な顔で三人の子が中に入って来た。それぞれが謝り合って解決したようだ■私は後からK君に向き合って、「最初にキレてブロックを投げるから喧嘩になるでしょう?正月からいきなり喧嘩して気分悪いでしょうが。今年の目標は、『キレない喧嘩しない』にしよう」と話をした。外が暗くなり雨が降り始め、幾人かの子ども達もお迎えで帰る頃、一人静かに宿題を始めたK君。K君にとって、そして学童の皆にとって良い年にしたいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »