学童の日々 Vol 24
『ごめんね』「うんいいよ」
Vol16で子どもたちの暴力について書いた。相変わらずすぐにキレて喧嘩をする子どももいるが、以前に比べると喧嘩の回数も減ってきたように思う。しかし、それでも日によっては子ども同士の喧嘩が始まる。昨日は職員間で「最近は落ち着いておりこうさんですよね」と話していた二年生のR君が、三回ほどキレて喧嘩をした■私は、その度に取っ組み合いの喧嘩になる前に子ども達の間に入って、それぞれの言い分を聞く。最初の喧嘩は、一年二年三年の三人の男の子の三つ巴の喧嘩。三人を連れて外に出て、それぞれの言い分を聞く。R君は泣きながら「僕は悪くない」と訴える。それぞれの言い分があり誰が悪いとも言えない状況。最初にR君に手を出した一年生のL君が「先生は誰が悪いと思うと?」と聞く。「先生はわからん。でも喧嘩をしたみんなが悪いんじゃ?」と答えた■三人はしばらく黙っていたが、私が「どうすると?まだ喧嘩すると?」と聞くと、三年生のK君が初めに「ごめんなさい」と言った。二人は「うんいいよ」と言った後に、それぞれにまた「ごめんなさい」。そして「うんいいよ」のやりとり■ただそれだけの「ごめんなさい」と「うんいいよ」のやりとり。そこにあるのは、謝罪と許し。私は心の中でなんとはなしに「ありがとう」と言って子ども達と部屋に入った。
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