学童の日々 Vol 17
愛情不足?!
子どもたちは肩車やおんぶが大好きだ。幾人もの子がしつこく飛びかかり肩車やおんぶを要求する。一人にしてあげると全員にしなければいけないので、クタクタになってしまう。ということで、最近は要求を断固拒否して、違う遊びで対応している■「肩車は家に帰ってお父さんにしてもらいなさい」と言うと、「お父さんはしてくれんもん」と言う。本当だろうか?50代半ばの私でさえ日頃から4歳の孫と遊び、膝の上に乗せたり、肩車もしてあげているというのに・・。学童で、座って一緒に遊んでいると、私の膝の上に乗っかってくる子どももいる。親御さんとのスキンシップが足りないのかもしれないのかな、とも思う■学童の子らの家庭の状況も様々でシングルの方も結構いらっしゃる。私自身も6歳の時に父親を亡くした。母は親戚の手助けを受けながらも、長男の私を含めて三人の子どもを育て上げた。伯父はいつも私に「親父がいないんだから、その分しっかり勉強して、大きくなったらお母さんに孝行するんだぞ」と言っていた。子どもの頃の自分自身を振り返れば、早くから自立を促された分、甘え方を知らずに育ったようだ■学童でも私たちや親御さんにうまく甘えることができる子たちはいいのだが、甘え方がヘタクソな子たちがいることも確かだ。きっと学童でも家でもさみしい思いをしている子もいるのかもしれない。100人以上の子どもたちがいる学童。職員は七名。仕方の無いことだが、一人ひとりの思いや願いをとらえて満足させることのできないもどかしさを感じる。親御さんたちも大変だろうが、せめて休みの日ぐらいは子どもたちと、うんと遊んでスキンシップをはかってほしいものだ。
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