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学童の日々 Vol 7

職員は見張り番?

学童のおやつは午後4時からだ。毎日17班のテーブルに分かれておやつを食べる。その班を4グループに分けて職員4人で週ごとに担当して、静かに楽しくおやつが食べられるように指導する。月曜日のある日のおやつ時に、二年生のある女の子が私に、「今週の見張りは福永先生なんだ~」と言った。「見張りじゃないよ。担当だよ」と答えたものの、その子にとっては、私たち職員は、「見張り」なんだと、愕然とした■楽しいはずのおやつの時間なのに、私たちに注意される子どもたちが多くて、確かに見張り役に見えても仕方のないことかもしれない。外遊びにしても、木に登ったり、石を投げ合ったり、けんかを始める子などがいて目が離せない。そのたびに注意したり、仲裁したり、叱ったりしなければならない■毎日、学童に行くのを楽しみにしている子たちがいる一方、嫌々ながら仕方なく学童に来ている子たちもいる。一部の子どもたちにとっての学童は、きちんとすること、いい子でいることを強要される「行きたくない場所」なのだ。ある日、おやつ時に何回注意しても静かにできなかった二年生のR君と話をしている時、その子は泣きながら「本当は学童をやめたいんだ。でもお母さんがダメだと言うんだ」と訴える。学校でも学童でも「いい子」でいるよりも、誰もいない家で一人で自由にしていたいと思うのは自然な願いだろう。私はR君に「学童できちんとできるなら家に一人いても大丈夫。でも今のままじゃ無理だよ。学童をやめる四年生になるまでがんばろうよ」としか言えなかった■私は「見張り」ではなくて、学校からまっすぐ家に帰りたくても帰ることのできない一人ひとりの子どもたちの、思いや願いを受け止めて、少しでも叶える事のできる、「良き話し相手、援助者」にならなくてはと思う。

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コメント

そうですかぁ。本当に、奥が深い役目ですね。
うちの子は、すごく楽しみにしていますけどね。一年生の頃に、土曜日も行きたいっていうので、ちょっと複雑な思いで説明し、説得したのを思い出します。

投稿: Kママ | 2009年7月12日 (日) 22時23分

 K君は学童が好きみたいで安心しています。でも、「休みの日も行きたい」というのはちょっと・・ですね。「ほんとうは学童やめたいんだ・・」と言っていた子は、あれから何事も無かったかのように元気に過ごしています。いつも元気で明るい子ほど、心のずっと奥のほうには淋しさを抱えているものです。人数が多くてなかなか行き届きませんが、頑張ります。

投稿: ようちゃん | 2009年7月12日 (日) 22時47分

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