学童の日々 Vol 2
「ふくながはウザイ」
学童は、四月から新四年生が出て行き、45名の新一年生が入ってきた。現在は一年生から三年生まで107名の児童が在籍している。その子たちを毎日7人の職員で担当している。一年生が入ってきて子どもたちも入れ替わり、学童の雰囲気も大きく変わった。特に、今まで色々と手を焼いていた子が、一年生に大きな顔をするようになった。ある意味ではいいこと。一年生の時にはきちんと片付けができなかった子が、新一年生に「ちゃんと片付けせんか~」と叱る姿には笑ってしまう■5月になり、一年生もすっかり学校にも学童にも慣れてきた。初めは、私と距離を置いていた子どもたちが、「おっさん」とか「じいちゃん」とか「ふくなが~」と言ってちょっかいを出してくる。友達同士の輪も少しずつ広がって、集団での遊びが上手にできるようになってきた■季節を通して、この先子どもたちがどんな風に変わっていくのか、とても楽しみだ。そんなある日、三年生のK君が外遊びの時、ウンテイの上に猫のように寝転んで私に手招きをする。「何ですか?」と言うと、「俺のじいちゃんは、すげ~ウザイけど。福永は、じいちゃんよりももっとウザイ」と言う。私は「そりゃ。K君が言うこと聞かんけんだろうが」と笑って返す■K君は、学校から帰って来ても、なかなか宿題をしない子のグループの一人で、静かにしなければいけない時も一人でふざけたりする子だ。そのたびに私から注意される。きっとそれが嫌で「ウザイ」と言うのだろう。しかし、K君は「ウザイ」と言った後にも、私に近づいて来る。やっぱり構ってほしいのだろう。一年生だけに目を向けるのではなくて、K君が学童を出て行く来年の3月まで、K君にとって「ウザイ」存在であり続けなくては・・・。
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