徒然日記 Vol 5
昔なつかしカキ氷
子どもの頃住んでいた自宅の前に饅頭や蒸しパンや天ぷらを売る店があった。夏になるとヨシズが立てられカキ氷がお店に出る。首にタオルを巻いたおっさんが手回しのカキ氷器でシャカシャカと氷を削り、花びらのようなガラスの器にその氷を盛り付けて、蜜を何回もかけて・・・。僕たちは蝉時雨の中、頭の奥を「キーン」とさせながら、夏の暑さと、そして氷の冷たさを体いっぱいに感じていたものだ。今どき街中でカキ氷を食べるとなると1,000円近くもするし、冷房の効いた部屋で食べるから寒くてしかたない。あの頃の風情あるカキ氷の思い出に浸っていたらば、息子の発案で8月から「Oguniの森」で安くておいしいカキ氷を提供することになった。ということで、先々週は、知り合いのSさんが貸してくれることになった古いカキ氷器を、子ども時代のことを思い出しながら、汗にまみれて磨いた。そして、「Oguniの森」のオーナー高橋さんが分解して油を指して、やっとこさ何十年か振りで、再び動いた。多くの人たちに、屋外で昔なつかしカキ氷を味わってほしいものだ。
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