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2008年8月

徒然日記 Vol 7

丸太の中に生き物が・・・

 4月から毎週土日と祝祭日は、小国の「Oguniの森」のギャラリーで留守番をしながら、木工作業をしている。この5カ月間でオーナーの高橋さんの知人を中心に、多くの方たちと知り合うことができた。特に、木工などの工芸等を生業にしている方たちには大いに刺激を受けた。その中でも、チェーンソー作家の作元義明さんの作品とその人柄や生き様には心打たれる。作元さんは宮崎県出身の60代の男性。現在は、福岡県の星野村在住で、小国町の工房に通って作品作りをしていらっしゃる。三歳の時にミケランジェロの作品に感銘を受け、彫刻に目覚め、その頃から首にはいつも肥後の守をぶら下げていたとのこと。作品は「子どもたちに喜んでもらえるのが一番うれしい」と、虎・ふくろう・熊・ウサギ・亀・馬などの動物が中心。いずれの作品も動きがあり、何よりも優しくて温かい表情で生き生きとしている。先日は、目の前でシャケやカブトムシの作品作りを見せてもらった。大きな杉の丸太が作元さんのチェーンソーで削られ磨かれ、そして生き物が姿を現す。まるで、丸太の中にその生き物が潜んでいたかのように・・・。しかし、作元さんは、そんな素晴らしい作品を「散髪と同じ様なもの、誰でも買えるように一万円以上はいらない」と言う。未完成のカブトムシの周りに子どもたちが集まり、触ったり乗ったりして歓声を上げる。作元さんは目を細めて微笑む。私は「霞や夢だけを食べて生きてはいけない。作元さんの作品は芸術だ。安くすれば作品の価値が下がる。もっといろんな場所でいろんな人に作品を見せて、その価値を知ってもらうべきだ」と、作元さんを説得して作品の値段を引き上げた。早速、9月27()の午後に合志市須屋の「合志市保健福祉センターふれあい館」の駐車場でチェーンソー彫刻の実演をしてもらうことになった。完成品の販売も行なうので興味のある方は是非見ていただきたい。値段は見てのお楽しみ。私はもっと高くしたかったのだが・・・・。

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徒然日記 Vol 6

カワイイ~

我が会社㈱ひまわりらいふの「食育食器:ベジマルキッズ」は、50代のおっさんの私が、どれだけ第三者に徹して厳しく見ても、確かにカワイイ~。「自分の会社の製品だから、そりゃそうだろう」と突っ込まれそうだが、やっぱり、かわいいものは素直にかわいいのだ。営業に行って私を・・・ではなく、食器を見た瞬間に、「カワイイ~」と言ってくれるところは、必ず何枚かを買ってくれる。先日もある保育園で我が社の食器を手にした40代とおぼしき男性の園長が低い声で、「おっ。かわいい~」と言ってくれた。男性の口から「カワイイ~」はめったに聞いたことが無いので、感動してしまった。しかし、この「カワイイ~」は、曲者だ。世の中、カワイイ物だけで囲まれていたらどうなるのだろう?気持ち悪い物もあってのカワイイのである。と思っていたら、最近では「気持ち悪いけどカワイイ」の意味で、「キモカワイイ」なんぞの言葉もある。「カワイイ~」の基準はなんだろうと考えると、夜も眠れなくなる。まあ、どちらにしても、「カワイイ~」商品は売れるのだ。「ベジマルキッズ」も売れている。今後、さらに売上アップの戦略として、『私の似顔絵を載せた食器を作れば、その他の食器のかわいらしさが、なお一層際立って、もっともっと売れるかもしれない』と思う今日この頃だ。もしかして、「キモカワイイ~」と言って、私の顔の食器が売れたりして・・・。明日、早速、社長に提案してみよう。

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徒然日記 Vol 5

昔なつかしカキ氷

 子どもの頃住んでいた自宅の前に饅頭や蒸しパンや天ぷらを売る店があった。夏になるとヨシズが立てられカキ氷がお店に出る。首にタオルを巻いたおっさんが手回しのカキ氷器でシャカシャカと氷を削り、花びらのようなガラスの器にその氷を盛り付けて、蜜を何回もかけて・・・。僕たちは蝉時雨の中、頭の奥を「キーン」とさせながら、夏の暑さと、そして氷の冷たさを体いっぱいに感じていたものだ。今どき街中でカキ氷を食べるとなると1,000円近くもするし、冷房の効いた部屋で食べるから寒くてしかたない。あの頃の風情あるカキ氷の思い出に浸っていたらば、息子の発案で8月から「Oguniの森」で安くておいしいカキ氷を提供することになった。ということで、先々週は、知り合いのSさんが貸してくれることになった古いカキ氷器を、子ども時代のことを思い出しながら、汗にまみれて磨いた。そして、「Oguniの森」のオーナー高橋さんが分解して油を指して、やっとこさ何十年か振りで、再び動いた。多くの人たちに、屋外で昔なつかしカキ氷を味わってほしいものだ。

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