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2008年7月

徒然日記 Vol 4

空を飛ぶたったひとつの雲に乗り

毎日ではないが、「今日は」という日は、携帯で星占いを見てしまう。書いてある運勢が当たったためしはないが、12星座中で上位だと、いいことがなくてもその日一日は何かしら気分がいい。7月5日()は朝から小国に行く日。星占いは、12星座中、最下位だった。仕事も恋愛も金銭運もすべて、いいことは何も書いてなかった。いきなり、気分が悪くなった。でも「まっいいか」と気分を変えて小国に向かった。そんな日の午後に、母からメールが・・・。「おめでとう。伊藤園の俳句、佳作でした」とのこと。俳句を応募した伊藤園からの審査結果の葉書が来たのだ。4月だったか葉書で「二次審査を通過。最終結果は7月に通知」とあった。吉報は忘れた頃にやって来るのだ。大賞の50万円は獲得できなかったが、伊藤園のペットボトルに僕の拙い俳句が印刷されることになった。そして、『もうすぐ、そのボトルが贈られて来る』と喜んでいたらば、ボトルが送付されるのは特別佳作入賞以上の2000人だけ。佳作の5000人には、入選作品集だけが送ってくるらしい。ということは、自分の句「空を飛ぶたったひとつの雲に乗り」が印刷されたボトルは、探さなければ手に入らないということだ。7000本のボトルに一本の確率でしか、自分の句が書いてないのだ。これは、伊藤園の陰謀では?と思ってしまう。この夏、スーパーやコンビニで伊藤園のお茶のボトルを引っ掻き回しているおっさんがいたら、私だと思ってほしい。そして、できれば私のボトルを一緒に探してほしい。もしかして幸運にもどこかで私のボトルを見つけた人は、お願いだから1,000円で譲ってほしい。

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徒然日記 Vol 3

木育(モクイク)ってなあに?

 食育(ショクイク)という言葉はご存知でしょうか?05年に食育基本法が制定され、翌年その推進計画が発表された。今や給食は単なる栄養補給のためでなく、食育として位置づけられることになった。我が社の製品は、時代を先取りして、食器から食育をめざしている。あまり売れてはいないが・・・。さて、では「木育※」という言葉はご存知だろうか?この言葉、北海道で生まれた言葉だ。熊本県の林務関連の職員に聞いても知らない人がほとんどだ。いい言葉なのに。北海道を中心に広く普及していて、積極的に木育の取り組みが行なわれている。私は昨年、北海道を旅して初めて「木育」という言葉に出会った。目から鱗だった。自分がこれからやろうとしていることが、たった二文字で表現されていたから。そしてそれから一年後の今年の8月に、「Oguniの森」で初の「木育と食育」の取り組みとして「木遊び・食べ遊び」のイベントを計画することができた。詳しくは、ホームページのトップ画面の新着情報をご覧あれ。夏のひと時、川のせせらぎの音を聞きながら、きっと楽しく優しい時間を過ごせるはず。

※木育とは、子供をはじめとするすべての人が『木とふれあい、木に学び、木と生きる』取組です。それは、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。  北海道庁HP「林業木材課」より

           

Photo

←ブロック積み木

 小国杉の端くれが、玩具になる。これも木育。

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徒然日記 Vol 2

あなたの夢を諦めないで♪

 退職したらば、「木工の工房を建てるための土地を見つけて、自分でコツコツと工房を作ろう。そしていずれは息子のために工房の隣にオープンカフェでも・・・」などと夢見ていたが、会社の経営が厳しくて、その夢はしばらく先送りすることになった。しかし、諦めが付かずに、土日の休みの日にでも、どこぞの場所を借りるなり、工房で留守番でもしながら好きな木工ができないものかと、何人かの知人にいい所があったら教えてほしいと、頼んでいた。最初は、昨年のこと、Kさんの紹介で菊池渓谷に行く途中にあるお店を紹介してもらった。道路沿いで店の広さも雰囲気も申し分なかったが、家賃や電気代で折り合いが付かず泣く泣く諦めた。そして今年の春、今度は知人のGさんが「Oguniの森」を紹介してくれた。ギャラリーは小国の街外れの川沿いの丘にあった。北海道でいくつかの工房やギャラリーを見てきたが、「Oguniの森」ほどの質の高い木工品やインテリア等の品が数多く揃っている所は無かった。オーナーの高橋さんの名刺をもらって私はびっくりした。というのも、以前、友人のNさんが「小国に福永さんの好きそうな木工家具などが置いてあるギャラリーがありますよ。一度行ってみたらいい」と言って渡されていたギャラリーの案内の葉書と同じデザインの名刺だった。高橋さんは私の木工作品(飾り台)を見るなり「明日からでも来てくれ」と言ってくれた。今は、土日祭日に、描いていた夢のフィールドのギャラリーの留守番を兼ねて裏の工場の一角で木工作業をしている。出来た作品もギャラリーに展示してある。隣のオープンカフェでは息子が料理を作っている。高橋さん曰く、「いつか乗っ取らるっかんしれん?!」と。『そうなんです』乗っ取り計画は日々着々と進んでいるのだ。

Photo_2 ←「Oguniの森」

ギャラリー&ツリーハウス

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徒然日記 Vol 1

地位も名誉も富も無いけれど・・・

 97年の12月に職場を離れて、熊本県職員労働組合の書記長になった。書記長になった途端に、それまで口も聞いたことも無い人が近寄ってきて親しそうに話しかけてくる。一方では、親しかった友人が一歩遠いところで話をするようになる。現場に帰れば、ただのいち県の職員なのだが、書記長というポストに皆さんが頭を下げたり、おべんちゃらを言う。そして、そのポストを辞して一年後の今年の春に、組合時代の関連の業者の方が東京に転勤になるからと突然訪ねて来られた。勘違いされると困るが、彼とは今も昔も利害関係は全く無い。ただ、「お世話になりました」と挨拶に来られた。ただそれだけのこと。いつか東京に行くことがあったら、一個人として酒でも飲むことにしよう。かと思えば、手の平を返したように冷たくなった人もいる。そんな人は、きっと相手の顔じゃなくて相手の頭の上かなんかに肩書きやら、地位やらが見えるのだろう。一番嬉しいのは、書記長であろうがなかろうが、フクナガという人を認めてくださっている人の態度は、ズーっと変わらない。忙しいのに時間を見つけて会いに来てくれる。以前と同じようにメールで近況を知らせてくれる。自分でも時々、相手の服装や職業や地位や前歴などで、その人の価値を計ってしまいそうな時がある。戒めなければいけないと、つくづく思う今日この頃だ。

       

200706202031000 ←作者近影 

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