« 北の空から/心癒されて Vol 5 | トップページ | 北の空から/心癒されて Vol 7 »

北の空から/心癒されて Vol 6

カモメになりたい

 

 知床五湖のうちの二湖を見ての帰り道に、面白い光景を見た。世界遺産の知床をほんの一日で満喫できるはずもなく、何かしら物足りなさを感じながらの帰り道。走る車の右側に断崖が見える。きっと何か見えるだろうと車を停めてみた。断崖の下には川が流れている。波が打ち寄せる遠くの岩の上や断崖の隙間には、真っ黒い海鵜が何羽も毛づくろいをしていた■川の近くには、たくさんのカモメが飛び交っていた。知床の川は高い山から一気に海に流れ出るために流れがとても急だ。双眼鏡で覗くと、カモメたちは海に流れ込む川の手前100メートルほどに飛んで川面に浮かぶ。その間、羽を広げて身づくろいをしながら、クルクルと川の流れに身を任せて河口まで流れていく■波が打ち寄せる瞬間に飛び立ち、また川の上流に着水して川面を流れていく。同じカモメがおおよそ3回から4回ほど流れた後で川岸に下りて休憩していた。川面に浮かびユラユラと流れていくカモメたち。双眼鏡を抱えて笑ってしまった。みんなクルクルと回りながら流されて行き、波が打ち寄せる前に飛び立つ、その繰り返し■まさしく遊んでいるのだ。そう思うとカモメたちが笑っているような顔に見えてくる。一瞬「カモメになりたい」と思ってしまった。

200707051059000

 ← 紋別郡のある町のある牧場の牛たち

     

  この、のどかな景色を写真に収めた後に、下記の事件に・・・

おまちがい/畑で叱られて死にかぶる

 その日の昼は、紋別郡のある町の牧場の景色に魅せられて、緑の小高い牧草地で草を食む牛たちをカメラにおさめるのに夢中になっていた。昼食の時間もとうに過ぎてしまい時計は14時。あまりの空腹に、通りすがりの畑の入口の一角に車を停めて、前日に釣り上げたオショロコマの燻製を作りながら、飯ごうでご飯を炊いていた■しばし目を放した隙に燻製用のダンボールの箱に火がついてしまい、あわててひっくり返して足で火を消して事なきを得た。と、その時、でっかいトラクターに乗ったおっさんが「何しよるかあ~人の畑で~」と血相を変えて叫ぶ。私は直立不動で「すっすいません。昼飯を作ってました」と言って、頭を下げた■おっさんは「なっに~頭にきた~」と言って、トラクターのエンジンを吹かす。私は「すいませんすいません」と言いながら、バーナーのガスを止めて、まだ炊き上がっていない飯ごうとガスバーナーを車に放り込み、その場所を離れた■近くの道の駅で、真っ黒に焦げてしまったオショロコマをおかずにゴッチン飯を口に方張りながら『二度と人の土地には足を踏み入れないこと』を誓った。

|

« 北の空から/心癒されて Vol 5 | トップページ | 北の空から/心癒されて Vol 7 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

面白く拝見しました。
ブログに書けないような、人に言えないような体験はなかったのでしょうか?
私自身の経験からいえば、長い旅をしていれば「何か、楽しい、思い出しても、ニタッー」とすることが必ずありました。
今度、お会いするときは、是非ブログに書けないような体験を・・・・・・・。
一度、「木こり屋洋ちゃんの工房」をお訪ねして、作品を拝見してみたいと思います。
どうか、買いたい作品がありますように。


投稿: 切腹王子 | 2007年12月20日 (木) 12時32分

 さすが北海道は観光地。紋別の牛たちの
 写真を拡大して見たら、全員?これカメラ
 目線。
 
  カモメだけでなく牛も笑えるなんて・・ 
 楽しい旅、次は何処かしら?

投稿: スカーレット | 2007年12月24日 (月) 04時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/473107/9173468

この記事へのトラックバック一覧です: 北の空から/心癒されて Vol 6:

« 北の空から/心癒されて Vol 5 | トップページ | 北の空から/心癒されて Vol 7 »