徒然日記 Vol 736 願いを繋いで
先日、中学の同級生T君の奥様から、手紙が届いた。T君は造形作家で、その作品は全国の大学や商業施設や公園などの屋外に設置され、熊本の美術館内にも置いてある。彼とは3年前の夏に、あきる野市から夫婦で熊本に帰省された時に、数年振りに会った◆帰熊の目的は、奥さんの実家の倉庫に置いてある作品を整理するため。彼の作品は、花などの植物をイメージしたものが多く、美しく迫力があり、見る者に癒しを与えてくれる。何れも大きくて、小さな作品でも2メートル四方ほどはある。彼は、その作品の行き先が決まらないうちに、翌年の11月に癌で亡くなってしまった◆奥様の手紙には、「夏に帰るので彼の作品のひとつでも、もらってほしい」と、書かれてあった。私は3年前に、美術館や知り合いに彼の作品を紹介したのだが、残念ながら引き取り先は見つからなかった。作品の数々は、彼の生きた証だ。T君の願いは、作品が処分されずに、何処かに置かれて、末永く人々の心に癒しを与えたいい、というものだと思う◆私が作品を譲り受けても、倉庫にしまっておくだけのこと。彼の願いを繋ぐために、夏までに、多くの人の目に触れる場所を持つ知り合いを探して、作品を引き取ってもらうために、頑張らねばならない。








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